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「2020年以降の「食」にできること」

上越市ローカルプレス主宰信田の写真

上越市に帰郷して8年が経った。「東北大震災」で日本中がまだまだ混乱していた年の夏。直江津の飲食店の再生の為に帰ってきた。最初は毎日が嫌で1年後には東京の慣れた環境に戻ろうと考えていたのに、2年目の決意は堅く引っ越してきた。

「やっぱり上越がいい」
東京ではレストランでコックをしていた。身体は辛くも楽しい仕事で、毎日同じコトに精度を上げた。料理人たる哲学を叩き込まれ、たまに新しい料理を教わる。毎日自分が秘めた理想の開業なる夢物語を妄想するだけに没頭していたから単純だった。

上越の8年は真逆に複雑で、毎日自分の仕事と街と生活のバランスをとる事が必要で、同じ食の仕事なのに多様な活動が求められた。何より地域の為に営業する毎日が都会とは対照的のあり、あるからここそできないことが未だたくさんある。

そんな私が考える2020年以降の食に必要なものは、「かたちにすべき田舎料理のレシピ化」と「新しい日常食の展開」だ。たくさんの人に「やっぱり上越がいい」と言ってもらえるように。より良いエンターテインメントにしていく事がこの地域の食には重要だと考えている。

2019年もありがとうございました。来る年もまた楽しくお読みいただきたい。

ローカルプレス主宰 信田紘基